2007 第25号

(論文)

1. 発病モデルと回復モデル —歴史的・理論的検討 田辺 英
2. 精神病、精神疾患の概念をめぐる問題 水野俊誠
3. 研究と診療を区別する二つのモデル——ヘルシンキ宣言からベルモント・レポートへ 田代志門
4. 臨床研究におけるアフターケア倫理  −その理念の提示 山本史華
5. 一つの人生か別の人格か—事前指示の有効性をめぐって— 日笠 晴香
6. 非配偶者間人工生殖によって生まれた子どもの出自を知る権利と戸籍制度 遠矢和希
7. 近藤誠と安保徹が現代医学に問いかけるもの 杉岡良彦
8. 「生理的な嫌悪感」をめぐる混乱 有馬斉
9. 医療制度と市場原理—「公正」という観念から— 森 禎徳
10. ケーススタディに基づく看護職倫理教育の課題と展望 上野 哲
11. カプグラ症候群から開始する他者論の試み —可能世界に住む自己の変異体— 新山喜嗣
12. 他者のパースペクティブを理解する—障害児を出産した母親の語りをレリヴァンス概念を用いて分析する— 山中 恵利子
(研究報告)
13. 医学、社会福祉学、仏教学および栄養学を学ぶ学生の先端医療、生命倫理に関する知識、考え方—質問紙調査の結果より— 横尾美智代・早島 理
(シンポジウム)
◆老いること、衰えること、死を迎えること
14. シンポジウムのまとめ 宮越一穂・霜田 求
15. 死に放擲される老い—事態の深刻さに対する倫理— 天田城介
16. 難病患者と「尊厳死問題」—死についての、自己による事前判断の倫理的妥当性への疑問— 宮坂道夫
17. 衰え死を迎えるがん患者へのケア 田村恵子
18. 死の自己決定と患者の利益 浅井 篤
(ワークショップの概要)
19. 「こころの問題」を抱える子どもをめぐる倫理的・社会的課題 西村高宏
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