2004 第22号

(論文)

1. ハンセン病療養所の課題—新良田教室卒業生への聞き取り調査を手がかりに— 上野哲
2. 人格概念のポリティクス—他者の需要を巡って— 箭内任
3. ドイツ「幹細胞法」制定をめぐる倫理的・法的議論の経緯—「人間の尊厳」概念の射程— 船木祝
4. アドバンス・ディレクティヴの倫理問題 服部俊子
5. 障害の政治経済学が提起する問題 堀田義太郎
6. 「安楽死」と医療倫理—ヴァイツゼッカーの「診断書」(1947年)を手がかりに— 石井誠士
7. ALS医療についての倫理的検討の試み 宮坂道夫
8. 健康は診断できるか 伊藤幸郎
9. よい医師になる義務—カント論の立場から— 佐藤労
10. クローン人間と自然概念の問題—ルートヴィヒ・ジープを巡る論争に関連して— 浅見昇吾
11. 「語り」による「他者理解」 金谷光子・尾曽直美
12. 障害重い子と理学療法士との非言語的コミュニケーション—理学療法士との対話から— 前野竜太郎
(研究報告)
13. 医学教育の近年の動向—医療倫理教育を中心に— 黒須三惠
(海外調査特別報告)
14. ホロコーストと記憶—記憶伝達の困難さと残された希望— 澤田愛子
(ワークショップの概要)
15. テーマ「性/ジェンダー/セクシュアリティ」 田村京子
(公開講演)
16. 死や臨死をめぐるオランダの実情 ヘンク・A・M・J・テン・ハーフ(五十嵐靖彦 訳)
(シンポジウム)
◆健康概念の再検討—幸福と病気の間—
17. 東洋医学における健康観 寺澤捷年
18. WHOの〈健康〉の定義をめぐる言説の現在 根村直美
19. ナラティブ・ベイスト・メディスンからみた健康観 斎藤清二
20. 多様な健康像の定式化の果てに 服部健司
21. シンポジウム「健康概念の再検討—病気と幸福の間—」のまとめ 倉持武・森下直貴
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