19/20世紀医学思想史部会 趣意書

本部会は1800年頃から2000年に至る医学思想史を丹念にフォローし現代の医学のあり方を検討する部会です.1800年頃(いわゆるフーフェラントの時代です)から,という限定付きで行うのは,この時代が一つのターニングポイントであったからです.現在の医学に連なる考え方を追求することによって,現代医学の積極性も,限界もまた歴史的に相対化することによって批判的に再把握していくことになるわけです.当然「医学思想史」では不十分です.これは「医療思想史」に連なり,更に「医療の社会史」を将来的には目指すことになりますが,哲学を専門とするものにはもっともやりやすい,理論史からやることにしたいと考えております.

発起人: 長島隆

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