第 23回日本医学哲学・倫理学会大会は
白熱した議論の中、無事終了いたしました。
次期大会は、藤野昭宏大会長のもと、産業医科大学で行われます。
23回日本医学哲学・倫理学会大会
The Japanese Association for Philosophical and Ethical Researches
in Medicine: The 23rd Congress
ご案内
会期:2004年(平成16)年10月23日(土)、24日(日)
会場:昭和大学 旗の台校舎(東京都品川区旗の台1-5-8) →地図・会場案内
大会テーマ:「人間の尊厳と人権」
特別講演:樽井正義 教授(慶応義塾大学文学部)
シンポジウム:「今、リプロダクティブ・ヘルス/ライツを問う
――中絶問題における生命の尊厳と生殖の自由」大会長:田村京子(昭和大学)
実行委員長:黒須三惠(日本医科大学)
大会事務局:昭和大学教養部 田村気付参加費: 会員 3,000円
非会員 3,000円(1日のみ:2000円)
学生 1,000円
シンポのみ 1,000円
(非会員でも、当日受付にて手続きを済ませたうえで参加できます。)大会前日の日程
10月22日(金)
14:00~17:00 第5回コロッキウム /主催:国内学術交流委員会
(1号館5階 会議室)
「人を対象とした医学研究と倫理」 報告:土屋貴志(大阪市立大学大学院)
報告:栗原千絵子(科学技術文明研究所)司会:掛江直子(国立成育医療センター研究所)
18:00~20:00 新旧理事・監事会(1号館5階 会議室)
大会日程
(A会場:2号館 第5講義室 B会場:2号館 第6講義室)10月23日(土)
08:30 受付開始09:00~ 開会式(A会場)
挨拶:大会長 田村京子 (昭和大学)
学会長 今井道夫 (札幌医科大学)09:10~12:00 研究発表 (*紙幅の関係で、副題は省略し、所属は簡略化)
A会場(2号館 第5講義室) B会場(2号館 第6講義室) 09:10~09:40 A-1
慢性疾患医療における情報提供の限界とその克服発表:圓増 文(慶應義塾大学)
座長:加藤直克(自治医科大学)09:10~09:40 B-1
治療選択における、終末期患者それぞれにとっての「あり方」の重要性についての検討発表:宮下浩明(松戸ニッセイ聖隷クリニック)
座長:水田 信(福岡歯科大学)09:45~10:15 A-2
医療におけるインフォームド・コンセントと合意形成発表:浜町久美子(東京工業大学)
座長:加藤直克(自治医科大学)09:45~10:15 B-2
スピリチュアル・ペインは癒されうるか発表:後藤雄太(広島経済大学)
座長:水田 信(福岡歯科大学)10:20~10:50 A-3
医療における情報化とインフォームドコンセント発表:勝山貴美子(大阪府立看護大学)
座長:岸本良彦(明治薬科大学)10:20~10:50 B-3
理学療法学科学生の死生観における「語り」の分析発表:前野竜太郎(青森県立保健大学)
津嶋恵輔・佐藤秀紀・石川 玲
座長:宮脇美保子(順天堂大学)10:55~11:25 A-4
医療現場におけるインフォームド・コンセント発表:鞭 熙(舞鶴市民病院)
座長:岸本良彦(明治薬科大学)10:55~11:25 B-4
末期患者からの“気づかい”発表:池田和恵(静岡県立大学)
座長:宮脇美保子(順天堂大学)11:30~12:00 A-5
看護職の自律性と患者の代弁者としての立場発表:竹中利彦(明石医療センター附属看護専門学校)
座長:岩本テルヨ(宮崎大学)11:30~12:00 B-5
「権利としての臓器移植」の可能性発表:今井竜也(金沢大学)
座長:粟屋 剛(岡山大学大学院)12:00~13:20 昼食・休憩 / 新旧評議員会(1号館5階 会議室)
13:25~15:05 研究発表
A会場(2号館 第5講義室) B会場(2号館 第6講義室) 13:25~13:55 A-6
生殖補助医療における多胎等のリスクに関する情報提供のあり方発表:冲永隆子(帝京大学)
掛江直子(国立成育医療センター研究所)
座長:五十子敬子(尚美学園大学)13:25~13:55 B-6
或る医学的一元論の極北発表:金森 修(東京大学)
座長:藤野昭宏(産業医科大学)14:00~14:30 A-7
夫の死後、妻が凍結保存精子を使って妊娠、出産し、子供の認知を争った裁判の倫理的な問題点発表:串 信考(中国新聞)
座長:五十子敬子(尚美学園大学)14:00~14:30 B-7
特定病因論再考発表:村岡 潔(佛教大学)
座長:藤野昭宏(産業医科大学)14:35~15:05 A-8
生命の尊厳vs.生殖の自由という立論は公正か?発表:塚原久美(金沢大学)
座長:蔵田伸雄(北海道大学大学院)14:35~15:05 B-8
SNP解析研究と疾病概念の変化発表:額賀淑郎(東京大学)
座長:関根 透(鶴見大学)15:10~16:50 研究発表 15:10~16:50 ワークショップ
A会場(2号館 第5講義室) B会場(2号館 第6講義室) 15:10~15:40 A-9
ヒト胚と「人の尊厳」発表:堂囿俊彦(東京大学)
座長:蔵田伸雄(北海道大学大学院)医学部・歯学部における医療倫理教育の現状と課題
報告:佐藤 労(藤田保健衛生大学)
報告:清水良昭(明海大学)
司会:樫 則章(大阪歯科大学)
15:45~16:15 A-10
水子供養における胎児の位置発表:大鹿勝之(東洋大学東洋学研究所)
座長:松岡悦子(旭川医科大学)16:20~16:50 A-11
人格の「潜在性」の問題発表:前田義郎(産業医科大学)
座長:松岡悦子(旭川医科大学)17:00~17:05 大会開催校挨拶(上條講堂)
細山田明義 学長17:05~18:05 特別講演(上條講堂)
「人間の尊厳と人権」 樽井正義(慶應義塾大学文学部教授) 司会:田村京子(昭和大学) 18:30~20:00 懇親会
会場:タワーレストラン 昭和 (昭和大学病院 17階)
(*会員の方へ送りました「出欠確認葉書き」において、懇親会は10月24日と誤ってしま
いました。10月23日の間違いです。お詫びいたします。)10月24日(日)
08:30 受付開始09:00~12:45 研究発表
A会場(2号館 第5講義室) B会場(2号館 第6講義室) 09:00~09:30 A-12
ヒューマンケアと人間の尊厳発表:岩倉孝明(川崎市立看護短期大学)
座長:遠藤寿一(岩手医科大学)09:00~09:30 B-9
性的倒錯の哲学的分析発表:佐藤拓司(青山学院大学)
座長:石井誠士(兵庫県立大学)09:35~10:05 A-13
看護ケアにおける良心と責任の問題発表:朝倉輝一(東洋大学)
座長:遠藤寿一(岩手医科大学)09:35~10:05 B-10
「病いの知」の可能性発表:安藤泰至(鳥取大学)
座長:石井誠士(兵庫県立大学)10:10~10:40 A-14
ケアと情念発表:加藤直克(自治医科大学)
座長:三浦秀春(弘前大学)10:10~10:40 B-11
現代医学における澤瀉氏の医学概論の意義を再考する発表:杉岡良彦(東海大学)
座長:前田義郎(産業医科大学)10:45~10:15 A-15
自己実現とケア発表:堀井泰明(天使大学)
座長:三浦秀春(弘前大学)10:45~10:15 B-12
生命倫理の立場はどこにあるのか発表:小阪康治(中村学園大学)
座長:前田義郎(産業医科大学)11:20~11:50 A-16
シュッツ理論を用いてケア場面を分析する発表:山中恵利子(藍野学院短期大学)
座長:一戸真子(上武大学)11:20~11:50 B-13
「治験」とインフォームド・コンセント発表:浜田 正(昭和薬科大学)
座長:土屋貴志(大阪市立大学大学院)11:55~12:25 A-17
構造的暴力ドメスティック・バイオレンス、女性の人権を配慮した看護ケアの構築に関する研究発表:山本八千代(九州女子短期大学)
座長:一戸真子(上武大学)11:55~12:25 B-14
倫理審査委員会の今日的段階と今後のあり方発表:長島 隆(東洋大学)
座長:松島哲久(大阪薬科大学)12:25~13:25 昼食・休憩
13:25~14:40 総会(上條講堂)
14:50~17:50 シンポジウム(上條講堂)
「今、リプロダクティブ・ヘルス/ライツを問う
――中絶問題における生命の尊厳と生殖の自由」報告:
丸本百合子(百合レデイスクリニック院長)
斎藤有紀子(北里大学医学部医学原論研究部門専任講師)
立岩真也(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
奈良雅俊(東京大学大学院医学系研究科特任教員)司会:
小松奈美子(東日本国際大学福祉環境学部)
冲永隆子(帝京大学医療技術学部)17:55 閉会式
挨拶:大会長 田村京子(昭和大学)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大会事務局:
〒142-8555
東京都品川区旗の台1-5-8
昭和大学教養部 田村京子 気付
日本医学哲学・倫理学会 第23回大会 事務局
E-mail: 23taikai@nms.ac.jp
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→前回、第22回大会は澤田愛子大会長の下、富山医科薬科大学にて
11月22日(土)-23日(日)に開催され、盛況のうちに終わりました。