1988 第6号

研究発表
1. 脳と無限情報処理 曽我英彦(明星大学)
2. 「生命倫理」の研究や教育の在り方を考える—医療系学生等に実施した調査経験を踏まえて— 品川信良(弘前大学)
3. 死の形而上学素描 矢次正利(大阪医科大学)
4. シュレーディンガーの生命観—『生命とは何か』をめぐって— 大林雅之(産業医科大学)
5. 「助ける,または害を与えない」(ωψελειν η μη βλαπτειν)—ヒポクラテスにおける「医療」とその実践をめぐって— 今井正浩(東京大学)
6. 古代ギリシアにおける系統解剖の進展と人間観・身体観の変遷 近藤均(東京大学)
提言
臨床医の立場から 近藤俊朗(近藤産婦人科)
特別講演
ヒポクラテス医学の人間と技術—この医学派の人間愛と技術愛の意味するもの— 大槻真一郎(明治薬科大学)
シンポジウム:「医学思想の伝統と未来」
日本の仏教思想史と関連して 奈倉道隆(龍谷大学)
西洋の古代思想史と関連して 石渡隆司(岩手医科大学)
キリスト教・ヒューマニズムと関連して ホアン・マシア(上智大学)
司会 伊藤幸郎(産業医科大学)
〃  冨倉光雄(埼玉県立衛生短期大学)
寄稿論文:バイオエシックスの基礎
医学と医療政策における適正な意思決定法への試論 H・T・エンゲルハート,Jr.(ベイラー医科大学)伊藤幸郎訳(産業医科大学)
寄稿論文:中国古代医学の価値観を論ず
範以農(上海第二医科大学)森下利明訳(大阪薬科大学)
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