国内学術交流委員会 2010-2012年活動総括

今期の活動計画としては、臨床倫理および研究倫理に関する「コンサルテーション(相談支援業務)」に関連する様々な諸団体の動向について把握し、そうした診療支援・患者支援業務としての「倫理コンサルテーション」に関わる人材育成や養成プログラムのあり方について、本学会としてどのよう関わっていくことが可能であるかについて検討を行うことを目標とした。

この計画のもと、下記2回の「医哲Café」を開催した。

1.第2回「医哲Café」*研究委員会「臨床ケア倫理研究会」との共催。 日程:2011年11月4日(金)17時30分~19時30分〔参加人数28名〕 会場:東京大学 法文2号館 3階 第3会議室 話題提供講演:瀧本禎之氏 (東京大学医学部附属病院「患者相談・臨床倫理センター」副センター長) テーマ:臨床倫理コンサルテーションの現状と今後の課題

2.第3回「医哲Café」 日程:2012年11月16日(金)17時~19時〔参加人数22名〕 会場:金沢大学医薬保健学域保健学類・鶴間地区 テーマ:「倫理コンサルテーション」の具体的なシステム構築のあり方とは?

国内学術交流委員会としては、「倫理コンサルテーション」に関わる人材教育に関し、本学会としてどのように取り組んでいくかにつき、諸団体の動向を把握しつつ検討を重ねてきた。その「中間まとめ報告」については、「委員会」としての見解をまとめるまでには至らなかったが、「現状把握及び今後の展望」に関する提言として、九州医学哲学・倫理学会誌「人間と医療 第2号」に「論説」として掲載した。

一方で、委員長と一部の委員との間でメールにての相談や議論をするに留まり、「委員会」全体としての活動という点では不十分であった。また、「パブリック・コメント」に関する対応については、リニューアルされた学会ホームページ「国内学術交流委員会」掲示板等にて対応するとしていたが、この点も十分対応できなかった点は反省すべきである。

 

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