第25回大会

第25回医学哲学・倫理学会大会

大会テーマ「老・衰・死と向き合う」

 

会 期:20061028日(土)、29日(日)

会 場:大阪大学豊中キャンパス共通教育棟

大会長:霜田求

参加費:3500円(当日4000円)、学生:1000

特別講演・シンポジウムのみ:1000

 

特別講演

日 時:2006年10月29日(日)13:20~14:20

司 会:清水哲郎(東北大学)

講演者:鷲田清一(大阪大学)「老いの空白」

 

シンポジウム

日 時:2006年10月29日(日)14:30~17:30

テーマ:「老いること、衰えること、死を迎えること」

司 会:霜田求(大阪大学)、宮越一穂(南大阪病院)

シンポジスト:

天田城介(立命館大学)「死に放擲される老い――事態の深刻さと倫理/に抗う論理 」

宮坂道夫(新潟大学)「難病、尊厳死、ニヒリズム――日本の難病患者が“世界”に示している普遍的な論点 」

田村恵子(淀川キリスト教病院)「衰え死を迎えるがん患者へのケア」

浅井篤(熊本大学)「死の自己決定と患者の利益」

 

個人研究発表

 

1028

9:2012:10 

 

A会場(共通教育講義棟B棟B118)

A-1(9:20~9:50)  泉澤  真紀(北海道ハイテクノロジー専門学校):

ケアリングは看護の何なのか-テクノロジー時代におけるケアの倫理と看護-

A-2( 9:55~10:25)永田まなみ(熊本大学):“看護におけるケア”をどう考えるか

A-3(10:30~11:00)柴田  恵子(九州看護福祉大学):看護倫理の規範性

A-4(11:05~11:35)大北  全俊(大阪大学):F.ナイチンゲールによる「病者/患者」の記述について

A-5(11:40~12:10)上野    哲(日本学術振興会特別研究員):

看護職の存在論的研究-教職研究との比較検討を手がかりに-

 

B会場(共通教育講義棟B棟B107)

B-1( 9:20~ 9:50)有馬    斉(State University of New York at Buffalo):嫌悪感と道徳的実在論

B-2( 9:55~10:25)黒須  三惠(東京医科大学):

ユネスコ「生命倫理と人権に関する世界宣言」について

B-3(10:30~11:00)杉岡  良彦(旭川医科大学):医学概論から安保徹と近藤誠を考える

B-4(11:05~11:35)田辺    英((財)神経研究所・晴和病院):

発病モデルと回復モデル―その理論的背景

B-5(11:40~12:10)村岡    潔(佛教大学):異種移植という医療思想と倫理についての一考察

 

13:4017:20 

 

A会場

A-6(13:40~14:10)鈴木  聡美(静岡県立大学):臨床看護場面における看護師の“居づらさ”の経験

A-7(14:15~14:45)貞岡  美伸(新見公立短期大学):

代理出産における依頼者女性と代理出産者の関係性を探る

A-8(14:50~15:20)遠矢  和希(大阪大学):

非配偶者間人工生殖によって生まれた子どもの出自を知る権利と戸籍制度

A-9(15:25~15:55)山中恵利子(錦秀会高等看護学院):「母と子のきずな」の成立

―NICU(新生児集中治療室)における看護師との会話から―

A-10(16:00~16:30)西岡小央里(東北大学):母娘を介在する「母性的欲動」

A-11(16:35~17:05)日笠  晴香(東北大学):一つの人生か別の人格か

―事前指示の有効性をめぐって―

A-12(17:10~17:40)服部  俊子(大阪大学):プロセスとしてのアドバンス・ディレクティブ

 

B会場

B-6 (13:40~14:10)横尾美智代(兵庫医科大学)/早島理(滋賀医科大学):医学、福祉、宗教

および栄養を学ぶ学生の先端医療、生命倫理に関する知識や考え方―質問紙調査の結果より―

B-7 (14:15~14:45)渡邉    淳(日本医科大学付属病院)/島田隆(日本医科大学):

遺伝子倫理や遺伝医療をどのように医学教育に取り入れるか―日本医科大学の試み―

B-8 (14:50~15:20)朝倉  輝一(東洋大学):「説明」と「同意」の間にあるもの―理解をめぐる考察

B-9 (15:25~15:55)奈良  雅俊(東京大学):治療への同意と拒否:フランスにおける議論

B-10(16:00~16:30)森    禎徳(東邦大学):医療と市場原理

B-11(16:35~17:05)佐藤    労(藤田保健衛生大学):ハンセン病無らい県運動の発端について

B-12(17:10~17:40)澤田  愛子(県立長崎シーボルト大学):ナチズムとメディカライズド・キリング

-医師はなぜ殺人に走ってしまったのか

C会場(共通教育講義棟B棟B108)

C-1(13:40~14:10)田代   志門(日本学術振興会特別研究員):「研究の定義」をめぐる争い

C-2(14:15~14:45)山本  史華(東北大学):臨床研究におけるアフターケア倫理の構想

ワークショップ(15:25~17:40)樫  則章(大阪歯科大学)/西村  高宏(大阪大学):

「こころの問題」を抱える子どもをめぐる倫理的・社会的課題

報告:西村高宏(大阪大学)、小谷裕実(京都教育大学)、小川紗織(日本自閉症協会大阪府支部)

 

 

1029日(日)

9:0010:40

 

A会場

A-13( 9:00~ 9:30)大谷いづみ(千葉科学大学):1970年代法分野「安楽死」論における

米国のdeath with dignity概念の翻訳導入をめぐる問題

A-14( 9:35~10:05)冲永  隆子(帝京大学):医療(生命)倫理学における死生観教育

-スピリチュアル・ケア教育の可能性を求めて

A-15(10:10~10:40)棚橋    實(芝浦工業大学):延命医療―本人の意思確認と人工呼吸器の装着

 

B会場

B-13( 9:00~ 9:30)新山  喜嗣(秋田大学):カプグラ症候群から開始する他者論の試み

-自己の変異体としての他者-

B-14( 9:35~10:05)水野  俊誠(東京大学):精神病の概念

B-15(10:10~10:40)村上  満子(国際医療福祉大学):

精神科長期在院者の退院までの経緯からみた主体性概念に関する事例研究

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