1998 第16号

(論文)

1. ある精神障害者の生活史とQOL(Quality of Life) 黒沢美枝
2. 根本的価値概念としての健康 服部健司
3. 医療倫理問題における中間的な倫理規定について(説明義務の研究) 小阪康治
4. 現代カズイストリーの問題点 岡本珠代
5. ヘルス・ケア倫理コンサルタントの可能性 渡辺義嗣
6. 幕末におけるドイツ医学思想「医戒」とフーフェラント 鈴木重統
7. 産業医学における倫理的諸問題—特に,産業医の倫理的ディレンマをめぐって— 藤野昭宏
8. 老人医療・介護の倫理問題—施設問題を中心に— 泉水明臣
9. 日本の医療におけるリベラリズムの位置—患者や医師などの意思が否定される場合— 品川信良
10. 精神医学における自由の問題について 生田孝
11. 精神障害者の身体合併症への非自発的治療の倫理性—精神科医療におけるインフォームド・コンセントの限界について— 伊東隆雄
12. 人格と自己決定権—他者と自己意識,妊娠中絶と新生児の安楽死問題をめぐって— 村松聡
13. A Morality for Manicheans: Critical Consideration of M. Scott Peck’s “Psychology of Evil” Mark R. Sunwall
(特別講演)
14. 精神分析と現存在分析 ヘルムート・フェッター
(シンポジウム)
◆日本の医療とリベラリズム —患者の位置づけから共通基準の形成まで—
15. (司会者の立場から)リベラリズム—理念の展開と限界— 棚橋實
16. (哲学者の立場から)脳死移植と自己決定権 倉持武
17. (法学者の立場から)治療の選択をめぐって—エホバの証人の輸血拒否— 佐野誠
18. (内科医の立場から)治療の不開始または停止—生命尊重と自己決定権の間— 谷田憲俊
19. (精神科医の立場から)精神障害の場合—日本の精神医療とリベラリズム— 酒井明夫
(海外報告)
20. ドイツ自然科学者・医師協会大会に参加して 石井誠士
21. 第11回ヨーロッパ医療哲学会(The european society for philosophy of medicine and health care) 松島哲久
22. ドイツにおける医療倫理の教育・研究について 尾崎恭一
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