1995 第13号

(論文−1)
1. 癒しの根拠 石井誠士
2. 身体性としてのケア 池川清子
3. 今求められる医療と経済 村田洋
4. 心の病と健康 水田信
5. 人格論はバイオエシックスに適合するか 黒崎剛
6. ホスピスケアの歴史的起源とその根本思想 中里巧
7. メディカルニューマニティーズ教育の充実を模索して 近藤均
8. 「脳死判定・臓器移植」と人間の生(human life) 岡田渥美
9. 現代医療思想の病因論をめぐる一考察 佐藤純一
(特別講演)
10. 人間性の了解について……臨床心理学の立場から 霜山徳爾
特集
■病とは何か・癒しとは何か
■インフォームド・コンセントとは何か
(基調講演)
11. インフォームド・コンセントとはなにか 杉田勇
(論文−2)
12. ナーシング・アドボカシーとインフォームド・コンセント 澤田愛子
13. インフォームド・コンセントとメディカルソシアルワーク 奈倉道隆・大倉民江
14. 変遷する医師の役割とインフォームド・コンセント 酒井明夫
15. 同意の倫理 尾久裕紀
(シンポジウム)
16. 医師の立場から「在宅ホスピスの考え方」 川越厚
17. 哲学の立場から「全体と部分」 棚橋實
18. 医学思想史的立場から 石渡隆司
19. 看護の立場から「病むこと,癒えること,看護ること」 小山千加子
(パネルディスカッション)
20. (の立場から)
21. 医師の立場から「内科系」 谷荘吉
22. インフォームド・コンセントとソーシャル・ワーク 大倉民江
22. 宗教学の立場から 冨倉光雄
23. 自我概念の変遷とインフォームド・コンセント「同意から合意へ」 曽我英彦
24. インフォームド・コンセントと「方便」 岡本天晴
25. インフォームド・コンセントとは何か 五十嵐靖彦
●『日本学術会議だより』.37 戦略研究と高度研究体制の構築を
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1997 第14号

●故高間直道先生追悼文 矢次正利
(論文)
1. 医学哲学と心の問題 小坂康治
2. 死と死につつあること—臨床哲学と実存主義—ロマン主義的医療の可能性— 中里巧
3. 精神医療における「生活指導」の倫理問題 泉水明臣
4. 看護技術における行為と目的—臨床実習における学生の気づきを手がかりとして— 花岡真佐子
5. 変貌する『コレステロール』言説とマスメディアによるその扱いについて—「医学の進歩」か,それとも「移りゆく流行」か— 松山圭子
6. 移植医療における医療ソーシャルワーカーの役割—海外心臓移植を希望した患者,遺族へのソーシャルワーク事例からの一考察— 遠藤正樹・阿蔓由起子・大蔵民江
7. 職域健康管理の倫理問題 服部健司
8. 自発的積極的安楽死と自己決定権—死は選択できるか— 尾崎恭一
9. 医療倫理学者のモラルと使命—健康時のインフォームド・コンセント— 近藤均
10. 過去10年間に殺人罪で告発された本邦『脳死』移植 8例の医学的倫理的問題についての総括的分析 本田勝紀
(特別講演)
11. 動きの中の医学—根ざしと展開— ハインリッヒ・シッパーゲス
特集
■看護の倫理とヘルスケアの本質
(提言)
12. 看護倫理から見るプライバシー 南裕子
(特別報告)
13. 阪神大震災被災者の心のケア 溝口純二・大川貴子
14. 災害と看護 竹崎久美子
15. 日本看護科学学会看護倫理検討委員会の動き 片田範子
(シンポジウム)
16. ヘルスケアの本質と現代的課題 石井誠士
17. ヘルスケアの本誌と現代的課題—看護哲学の立場から— 池川清子
18. ヘルスケアの本誌と現代的課題 川口孝泰
19. ヘルスケアにおける医療資源の配分の可能性 枡形公也
20. 生活者主体のヘルスケアとわが国の文化的特性 奈倉道隆
(報告)
21. 第9回ヨーロッパ医学医療哲学学会大会に参加して 五十嵐靖彦
22. 最近の中国の生命倫理事情 品川信良
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1997 第15号

(論文)

1. 精神医学における直観の意義 生田孝
2. 精神分裂病の服薬とインコンプライアンスとインフォームド・コンセント 川村論・酒井明夫
3. 不妊治療を受けた女性たちの手記の分析 丸山サマ美
4. 同性愛研究の思想的意義 関修
5. 臨床研究への患者の対応 宮越一穂
6. 嫌な患者と思うこと 尾久裕紀
7. Triageの倫理 岡本天晴・桜庭和典
8. 看護技術における知覚体験の諸相 花岡真佐子・池川清子
9. 哲学における死生観の比較 柳堀素雅子
10. 医の倫理教育:その過去,現在および未来 品川信良
特集
■日本人の心身観と医療
(特別講演)
11. 医療における「心」のLANシステム 渋谷健
(シンポジウム)日本人の心身観と医療
12. イントロダクション 牧野尚哉
13. 日本人の心を考慮したケア改善を目指して カール・ベッカー
14. 医学情報の立場から見た心身観と医療 J・P・バロン
15. 生死観という観点から 冨倉光雄
16. わが国の献体の歩みと献体登録者の心の変化 内野滋雄
(報告)
17. ヨーロッパにおける生命倫理学の現状の研究 五十嵐靖彦
18. 第五回ヨーロッパ・バイオエシックス・セミナー及び第十回ヨーロッパ医療医学哲学会年次大会に出席して 澤田愛子
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1998 第16号

(論文)

1. ある精神障害者の生活史とQOL(Quality of Life) 黒沢美枝
2. 根本的価値概念としての健康 服部健司
3. 医療倫理問題における中間的な倫理規定について(説明義務の研究) 小阪康治
4. 現代カズイストリーの問題点 岡本珠代
5. ヘルス・ケア倫理コンサルタントの可能性 渡辺義嗣
6. 幕末におけるドイツ医学思想「医戒」とフーフェラント 鈴木重統
7. 産業医学における倫理的諸問題—特に,産業医の倫理的ディレンマをめぐって— 藤野昭宏
8. 老人医療・介護の倫理問題—施設問題を中心に— 泉水明臣
9. 日本の医療におけるリベラリズムの位置—患者や医師などの意思が否定される場合— 品川信良
10. 精神医学における自由の問題について 生田孝
11. 精神障害者の身体合併症への非自発的治療の倫理性—精神科医療におけるインフォームド・コンセントの限界について— 伊東隆雄
12. 人格と自己決定権—他者と自己意識,妊娠中絶と新生児の安楽死問題をめぐって— 村松聡
13. A Morality for Manicheans: Critical Consideration of M. Scott Peck’s “Psychology of Evil” Mark R. Sunwall
(特別講演)
14. 精神分析と現存在分析 ヘルムート・フェッター
(シンポジウム)
◆日本の医療とリベラリズム —患者の位置づけから共通基準の形成まで—
15. (司会者の立場から)リベラリズム—理念の展開と限界— 棚橋實
16. (哲学者の立場から)脳死移植と自己決定権 倉持武
17. (法学者の立場から)治療の選択をめぐって—エホバの証人の輸血拒否— 佐野誠
18. (内科医の立場から)治療の不開始または停止—生命尊重と自己決定権の間— 谷田憲俊
19. (精神科医の立場から)精神障害の場合—日本の精神医療とリベラリズム— 酒井明夫
(海外報告)
20. ドイツ自然科学者・医師協会大会に参加して 石井誠士
21. 第11回ヨーロッパ医療哲学会(The european society for philosophy of medicine and health care) 松島哲久
22. ドイツにおける医療倫理の教育・研究について 尾崎恭一
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1999 第17号

(論文)

1. 宗教的死と医療的死—死の根源的経験のために— 石井誠士
2. 予防医学と臨床死生学のあいだ—health educationとdeath educationの綜合の可能性— 服部健司
3. 安楽死・尊厳死における問題点 柳堀素雅子
4. 医療コミュニケーションとしてのインフォームド・コンセント—討議倫理学の立場から— 朝倉輝一
5. 生存科学としての生命倫理学 藤野昭宏
6. 生物学と倫理学の間—クローン人間論争における倫理的次元の所在をめぐって— 浅見昇吾
7. 患者の自己決定権と医療者の裁量権—「身体をモノとみなす傾向」の抑制 重野豊隆
8. 自己決定権とは何か—患者の知る権利:情報は患者のものか家族のものか— 宮脇美保子
9. インフォームド・コンセントのジレンマ—訴訟回避・協力拒否・疑似信頼のコスト— カール・ベッカー
10. 人格という形態の歴史性と構造—「脳死」問題の前提的把握をめぐって/経済学の立場から— 高畑明尚
11. 平成8年12月に沖縄で行われた精神病患者からの腎摘出事件における,『脳死』診断,現病治療の切下げ,本人・家族の提供不同意,コーディネーションに見られる倫理的諸問題 池谷健
12. 不妊治療を受けた女性たちの手記の分析—第二報 女性の不妊症の内容分析— 丸山マサ美
13. 「かわいそう」という感情をめぐって 田村京子
14. 医学哲学倫理学研究におけるフィールドワークの意義 中里巧
15. 医療現場における弱者・最弱論者—「脳死」臓器移植(受領患者・被摘出患者)と血友病エイズ(患者・医師)の場合— 本多勝紀
(報告論文)
16. 小児のQOLと看護の役割—骨髄移植を受けた患児のケース・スタディ— 前田真由美・富岡鶴代
17. 慢性に経過した解離性障害患者のQOL 武内克也
18. デス・エデュケーション充実への模索—医学部教養教育担当者の立場から— 近藤均
(講演)
19. 二人称の死 養老孟司
(シンポジウム1)
◆死ぬ権利はあるか
20. (医師の立場から) 緩和医療と「死ぬ権利」 石谷邦彦
21. (看護者の立場から)Dying Processの選択 季羽倭文子
22. (法学者の立場から)「死ぬ権利」と刑法 川口浩一
23. (哲学者の立場から)死ぬ権利の正当化は誤謬ではないか? 竹内章郎
(シンポジウム2)
◆二人称の死
24. (医師の立場から) 二人称の死を考える 額田勲
25. (看護者の立場から)いまなぜ医療に二人称の視点が求められているのか 池川清子
26. (法学者の立場から)二人称の死を考える 長谷川浩
27. (哲学者の立場から)二人称の死—終末期医療をめぐって 盛永審一郎
(ランチョンセミナー)
28. がんは治るか 近藤誠
29. がん告知 千原明
30. 生死をめぐる日本人の意識 奈良道隆
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2000 第18号

(論文)
1. 生命倫理学への物語的アプローチについて 坪井雅史
2. 着床前診断の倫理的問題—ヒトゲノムと人権— 盛永審一郎
3. 臓器移植における自己と他者—臓器は人格を持つか— 大鹿勝之
4. 「実存的医療」としてのリハビリテーション—慢性期リハビリテーションの症例から— 前野竜太郎
5. 体験的インフォームド・コンセント論 岡本珠代
6. 悪性腫瘍を合併した精神分裂病の二症例—診断と治療経過における問題点の医学哲学的検討— 酒井明夫・浅利宏英
7. 「臓器移植法」施行後第一例(「高知脳死移植」)にみる「患者の人権」と医療報道—「プライバシー保護」と「情報公開」。その医学倫理的検証— 西河内靖泰
8. 心と身体の架橋としての自殺論—精神科領域における自殺への治療的介入の論理的問題— 伊東隆雄
9. 身体的対話としての看護 池辺寧
10. インフォームド・コンセントにおける看護婦(士)の役割—その法的解釈と看護婦の体験した実例との比較検討を通して— 中條雅美・鈴木正子
11. 説明義務の研究二(説明しなくて良い基準について) 小坂康治
12. 死の受容のかたち—がん告知の問題から— 後藤雄太
(特別寄稿)
13. 医・生命倫理,五十年余の回顧と今後への希望 品川信良
(特別講演「要旨」)
14. 身体観察の情報化—コミュニケーションとの乖離— 加藤尚武
(シンポジウム)
◆患者の身体をどう考えるか
15. (看護学の立場から) 清水昭美
16. (リハビリテーション(理学療法学)の立場から) 奈良勲
17. (医事法の立場から)医事法的観点からみた患者の身体 甲斐克則
18. (臨床医の立場から)患者の身体をどう考えるか? 宮越一穂
19. (哲学の立場から)現代医療における患者の身体 松島哲久
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2001 第19号

(論文)

1. インフォームド・コンセントへの新たな展望—自己決定の論理から共同性による主体性の再建論へ— 黒崎剛
2. 人間の生における「尊厳」概念の再考 安藤泰至
3. ヒト・クローン作成禁止の倫理的根拠とリプロダクティブ・ライツ 中澤務
4. 精神看護援助の視点から捉えた人間の精神構造—自己と自我の観点から— 阿保順子
5. ケアの時代における看護の役割—自立援助の観点から看護を見直す— 永田まなみ
6. 看護学における世界観の変化—機械論的パラダイムから全体性パラダイムへ— 宮脇美保子
7. 病む人の歴史 石井誠士
8. 患者の身体と自己同一性—摂食障害の症例を通して— 屋良朝彦
9. 実践智を裏付ける看護の「現場」を問う—看護のアイデンティティの確立を目指して— 石崎智子
10. 移植システムの推進を阻害する情報操作—最近の「脳死」からの臓器移植二症例から— 池谷健
11. インターセクシュアリティの医療倫理問題—セックスとジェンダーの迷路2— 佐藤拓司
12. 死ぬ義務 あるいは家族と自己決定 服部健司
13. 病いの利他生に関する一考察—犠牲者非難イデオロギー 対 代理苦イデオロギー— 村岡潔
14. 家族から見た患者の身体—「社会的人格」をめぐって— 重野豊隆
(研究報告)
15. 精神障害者の復職に関する問題点と産業医の役割—二症例の比較検討による考察— 渡邉温知
(特別講演)
16. ドイツ連邦共和国における医療倫理 ヨハネス・ライター
(シンポジウム)
17. 第一報告 医学部における人間教育—医学概論教育の実践を振り返って— 伊藤幸郎
18. 第二報告 医学部大学院化の中での医学教育 井上芳郎
19. 第三報告 医師国家試験と医学哲学・倫理学教育のベクトル 服部健司
20. シンポジウムのまとめ 今井道夫
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2002 第20号

(論文)

1. 臓器提供病院から見た脳死移植問題 田村京子
2. オランダにおける安楽死—その背景と実態の分析— 柳堀素雅子
3. 痴呆老人のターミナルケアにおける倫理的問題 伊東隆雄
4. インフォームド・コンセントにおける法と倫理 小坂康治
5. 不完全義務と医師−患者関係 松川俊夫
6. 生殖補助医療政策に関する「物語的正義」についての試論 宮坂道夫
7. プラシーボ使用の是非をめぐる考察 岡本珠代
8. EBMの科学哲学的考察 伊藤幸郎
9. 精神医療におけるevidence-based medicine (EBM)に関する倫理的一考察 道又利
10. 医学の可謬性—病理解剖をめぐる考察— 西川祐司
11. 人格概念の再定義—「定言命法」を基礎にして— 前田義郎
12. 自己決定の諸問題—自己決定と関係性— 大鹿勝之
(研究報告)
13. 病む人の生と看護の視点—慢性呼吸不全患者と家族の語りから見えてくること— 田中孝美
14. 看護学校教育における感受性育成のためのひとつの試み—死について語る— 工藤せい子
15. 身体的、精神的健康状態より見たQOL—KOMIチャートと小児用HLC尺度を用いた三事例の分析— 柿勝子
(特別講演)
16. 先端医療と生命倫理 高久史麿
(シンポジウム)
◆いのちと所有—現代医療と生命倫理の諸問題—
17. 第一報告 身体の所有と看護ケア 鈴木正子
18. 第二報告 ヒト組織の研究利用の問題 小林英司
19. 第三報告 臓器・組織と所有 樫則章
20. シンポジウム『いのちと所有』まとめ 宮越一穂・棚橋實
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2003 第21号

(論文)
1. 医療者・患者関係における信頼 長岡成夫
2. 患者本人に対する告知の理論と実践—カトリック生命倫理学の原理と実際— 福島智子
3. 生命の設計と新優生学 霜田求
4. 子から親への肝臓提供における倫理的な問題の検討 池谷健
5. 医療におけるケア概念と他者の問題 朝倉輝一
6. がん終末期医療の身体的疼痛への治療的介入 原敬
7. ケアの倫理はありうるか—Allmark-Bradshaw論争に関連して— 永田まなみ
8. エーリッヒ・フロムにおける「健康」と「幸福」—「クオリティ・オブ・ライフ」に関する基礎付けの試み— 水田信
9. 成年後見制度と医療の代諾 井上澄江
10. 多元的医療体系再考 村岡潔
11. 薄らぐ患者−看護師関係—ケアリングを看護に引き戻す— 宮脇美保子
12. インフォームド・コンセントにおける「非指示的態度」について 重野豊隆
(研究報告)
13. 鹿児島大学医学部の受精卵診断による命の選別(選別出産)の試みに関する問題点と私見 児玉正幸
14. 患者−看護者におけるケアに関する一考察—看護者の患者家族に関する認識を手がかりにして— 勝山貴美子
15. 生殖補助医療における「子供の出自を知る権利」についての倫理的考察 串信孝
(シンポジウム)
◆ケアの現在と今後の展望—21世紀の医療と福祉に向けて—
16. 第一報告 チーム医療の倫理 岡本珠代
17. 第二報告 〈身体に導かれた交流〉としての看護ケア 西村ユミ
18. 第三報告 ケアの現在およびその課題 石井誠士
20. シンポジウム『ケアの現在と今後の展望』のまとめ 岩倉孝明・村岡潔
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2004 第22号

(論文)

1. ハンセン病療養所の課題—新良田教室卒業生への聞き取り調査を手がかりに— 上野哲
2. 人格概念のポリティクス—他者の需要を巡って— 箭内任
3. ドイツ「幹細胞法」制定をめぐる倫理的・法的議論の経緯—「人間の尊厳」概念の射程— 船木祝
4. アドバンス・ディレクティヴの倫理問題 服部俊子
5. 障害の政治経済学が提起する問題 堀田義太郎
6. 「安楽死」と医療倫理—ヴァイツゼッカーの「診断書」(1947年)を手がかりに— 石井誠士
7. ALS医療についての倫理的検討の試み 宮坂道夫
8. 健康は診断できるか 伊藤幸郎
9. よい医師になる義務—カント論の立場から— 佐藤労
10. クローン人間と自然概念の問題—ルートヴィヒ・ジープを巡る論争に関連して— 浅見昇吾
11. 「語り」による「他者理解」 金谷光子・尾曽直美
12. 障害重い子と理学療法士との非言語的コミュニケーション—理学療法士との対話から— 前野竜太郎
(研究報告)
13. 医学教育の近年の動向—医療倫理教育を中心に— 黒須三惠
(海外調査特別報告)
14. ホロコーストと記憶—記憶伝達の困難さと残された希望— 澤田愛子
(ワークショップの概要)
15. テーマ「性/ジェンダー/セクシュアリティ」 田村京子
(公開講演)
16. 死や臨死をめぐるオランダの実情 ヘンク・A・M・J・テン・ハーフ(五十嵐靖彦 訳)
(シンポジウム)
◆健康概念の再検討—幸福と病気の間—
17. 東洋医学における健康観 寺澤捷年
18. WHOの〈健康〉の定義をめぐる言説の現在 根村直美
19. ナラティブ・ベイスト・メディスンからみた健康観 斎藤清二
20. 多様な健康像の定式化の果てに 服部健司
21. シンポジウム「健康概念の再検討—病気と幸福の間—」のまとめ 倉持武・森下直貴
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